カジノをめぐってはプラスのニュースもあります

  

日本でのカジノ解禁に向けての準備がなされている中で、慎重論があるのも事実です。ギャンブル依存症がより増えるのではないか、あるいは、治安が悪くなるのではないかといった懸念が一部にあるのは否定できません。ただ、治安に関していえば、海外ではすでに多くのカジノが建設されて、運営されていますが、ストレートに犯罪発生につながった、という例は極めて少ないのが現実です。中には、2017年のラスベガスでの銃乱射事件のことを例に挙げて、治安の悪化を招くといった主張をする人もいました。しかし、あの事件で犯行に及んだ人物は射殺されており、犯行の動機とか真相に関する部分は秘密に包まれたままになっています。だから、賭博が原因での凶行なのか、全く別の何かがあっての犯行なのかは、わからないまま幕が引かれたことになっています。

そもそも、ラスベガスは昔はカジノが看板の街であったのは間違いありません。しかし、昨今の傾向として、エンターテインメントの収入がかなり多くなってきて、逆に、カジノでの収入は三分の一程度にまでに下がってきています。ひところとは、様相が異なってきています。そのラスベガスでは、くだんの銃乱射事件の12時間後には、プレイに興じていたというのですから、勝負師魂の所在を見せつけたというところです。いずれにしても、この残忍さに満ちたニュースの後も、カジノにやってくる客が減ることはありません。前向きなマインドを持った人たちばかりが集っているのでしょう。本件以外では、犯罪に直結するニュースというのは、さほど耳にすることがありません。どの都市であっても、犯罪が発生しないように細心の注意を払っているからです。

海外からの観光客というのは、その国でお金を使ってくれる大事な存在です。まして、カジノでプレイする客は大金を惜しみなく使ってくれますので、その国や都市にとっては上得意先様になるわけです。何らかの事件が起こって客に不安感を与えたのでは、大切な客を失ってしまう結果になりかねません。そんなことがないように、施設内での犯罪抑止には、どの国や都市も目を光らせているのが実際のところです。ですから、防犯カメラをたくさん設置したり、警備担当者を常駐させたりして、予期せぬ事態の発生を未然に防ぐことに躍起になっています。カジノが正規に運営されることで経済が潤い、ひいては税収としても多額のものを期待することができるからです。マイナス面が出てくることも予測されますが、それ以上に、プラスとなる側面のほうが圧倒的に多いので、カジノに期待する声も大きくなってきています。